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2019/03/19 UPDATE
ナイス株式会社は、平成30年度、浜松市が実施する天竜材製品開発支援事業の採択を受け、
天竜産FSC材を使ったGywoodの学童机を製作しています。
今日は、天板の原板となる材料の乾燥工程前の検品です。
スギの板が27枚、ヒノキの板が7枚です。
乾燥前と乾燥後で、含水率はもちろん、長さ、幅、厚みでどの程度の寸法変化があるのかなどを調べていきます。
製材した材料は、天然乾燥と人工乾燥を併用して、含水率を10%以下まで落とします。
原材料は幅広・厚板の製材品であるため、水分傾斜を少なく含水率を低下させることは時間と手間がかかる工程です。
Gywoodは直径が40cmを超えるような大きな丸太から板を取ります。
大径材から取れる材料は、樹齢や年輪の詰まり具合、品種、色合いなどが不均一で個性豊かな材料であるため、ただ含水率を下げるだけでなく、木のクセや個性を見ながら時間をかけて乾燥します。
この作業には、優れた乾燥技術を要します。
Gywoodの高い形状安定性を実現するためには、とても重要な工程です。
今日で、乾燥前の検品も無事、終了しました。
この後、人工乾燥に入り、圧縮工程へと移っていきます。
天竜材の板がどのように仕上がっていくのか、楽しみです。